就労継続支援A型事業所 FDLについて

MESSAGE代表者あいさつ

FDLは、就労の場と機会のご提供を通じて、障がいのある⽅の精神的・経済的⾃⽴を側⾯的に⽀援させて頂きます。
また医療法⼈との事業連携による事業モデルを構築し、障がいのある⽅の雇⽤機会の創出及び職業選択の幅の拡⼤を⽬指します。ぜひ私たちと⼀緒に働き、新しい挑戦をして⾏きましょう。お待ちしています。


⼀般社団法⼈アンフィニテ 代表理事 光枝 茉莉⼦

インタビュー

うちで働いてくれる⼈は家族。
⼤げさかも知れませんが、その⼈⽣を背負って⽣きているつもりです。
その為にも決して⾃分に負けない様に私は努⼒します。
中には⼼配や不安を持って⽣活している⽅も居ると思いますが、⼤丈夫です。
ここは未来をつくる場所です。
みなさんとお会いし、お話しできる事を楽しみにしています。

医療法⼈社団福啓会 理事⻑ ⼩野 貴庸

インタビュー

INTERVIEWインタビュー

INTERVIEW 01

働きたい!と思った時に、
仕事を選ぶ自由を

一般社団法人アンフィニテ 代表理事

光枝 茉莉子

はじまりは花、スケッチブックで形にしていった事業構想

ー理事長とはどのようなきっかけでお知り合いになったのですか。

3年くらい前に、アプローズ(配達専門のフラワーショップ「BISTARAI BISTARAI」を運営)へ受付花のお問い合わせを頂いたことが始まりです。インターネットの記事か何かをご覧になって知って下さったそうで、それ以来、クリニックの受付花を定期的に納品していました。アプローズへ見学に来て頂くなど、交流を続けるなかで、障害者雇用に関心があるとお伺いしたので、「ではコンサルティングとして、月1回程度お話をする機会を設けましょう」ということになったんです。

ーどのくらいの期間、その話し合いをされたのですか。

月に1~2回くらいのペースでお会いするようになって、事業構想が現在の形になったのは1年以上経ってからだと思います。最初は、具体的なものが全くない状態でしたので、スケッチブックを使いながらアイディアを出し合って、イメージを共有していきました。もともと都庁で働いていたこともあり、制度関連の知識はありましたから、私の役割は主に、小野先生の思い描く障害者雇用のあり方を実現するためには何が必要か、どうやって事業化できるのかを組み立てていくことでしたね。

福祉保健局での経験と母の働く姿が今につながっている

ーもともとは都の職員だったのですね。

東京都の福祉保健局で、障害者の工賃アップを推進する事業を担当していました。制度企画、予算・財政管理など、事務職として働くうちに、行政側から支援できることには限界があると感じるようになったんです。給付金や補助金というかたちで施設にお金を投下するだけでは、現場の意識は変わらず根本的な問題解決は難しいと考えていました。もっとそのお金を有効に使えるんじゃないかなと思って、それなら良い事業モデルを自分で作ろうと法人を立ち上げました。今だからお話できるのですが、立ち上げ当初は資金面でかなり苦労しました。貯金や退職金を合わせて資本金を用意しましたが、半年もたたずに資金が底をつきそうになった時のことは、今思い出しても胃がキュッとしますね。

ー勝手にですが順調に進めてきたという印象があったので意外でした。そんな困難がありながら福祉という分野に取り組まれているきっかけはあったのでしょうか。

はじめは意識していなかったのですが、母の影響はあると思います。私が幼い頃、一時期ですが母が学校の特別支援学級の担任をしていたことがあって、学校であったこと、生徒のことを嬉しそうに話す姿を覚えています。母子家庭だったので母はスーパーなどでも働いて私を育ててくれました。パートや契約社員の仕事で生計を立てていたため、私には安定した職業について欲しい、自立した女性になって欲しいと小さい頃から言い聞かされてきました。そうした母の希望もあって公務員になったのですが、その時は福祉という分野を特に意識していませんでした。福祉保健局での経験と特別支援学級で働く母の姿が今につながっているのかもしれません。

新しい視点を取り入れて、福祉の新しい形を作っていきたい

ー講演活動などもおこなっているそうですね。

JICA(国際協力機構)や日本政策金融公庫、自治体、企業等のイベントからお声がけ頂いた際には、月に一度くらいのペースで講演をおこなっています。多様性やSDGs(持続可能な開発目標)等をテーマにしたイベントの一環として、「障害者の方々の力をもっと活用していきましょう」と福祉の普及啓発、福祉の殻を破ろうといった趣旨でお話をすることが多いですね。このような場を通じて、障害者や健常者に関わりなく、広く多くの人に福祉のあり方について知ってもらいたいです。

ー今後の展望はありますか?

今回のFDLのように、異業種とコラボレーションして新しい福祉の形を作っていくことが、今の自分が最もやりたいことですね。実は、福祉業界の中の人同士で話をすると、「そんなことを福祉でやってはいけない」とか「障害者にそういうことができるはずがない」といった、否定やマイナス面から議論が始まることが多い。その点、異業種の方とであれば、違った観点から新たなアイディアに発展することも多いでしょうし、面白い事業があったらどんどん立ち上げていきたいですね。

ー新しい福祉の形というものにこだわりがあるのですね。

そうですね。なぜかというと、障害者の方の職業選択の幅を広げたいという想いがあるからです。働きたい!と思った時に、本人の興味や得意分野によって、歯科技工だったり、お花だったり、デザインだったり、仕事を選ぶ自由があってほしい。新たな事業を積極的に立ち上げていくことで、その「選択肢」と「働く環境」をより多く提供することが、私たちアンフィニテの活動意義だと考えています。

INTERVIEW 02

世界を相手に、
社会を変えていきたい

医療法⼈社団福啓会 理事⻑

⼩野 貴庸

FDLの⽴ち上げのきっかけは、個⼈的な想いから

ーFDLは、A型事業所として、どういったところに特徴があるのでしょうか。

国からの助成⾦だけに頼らず、普通の企業のように利益を出せるような事業モデルで⾏っています。普通の会社のように運営し、利益を出したら従業員に配分。FDLだけで完結せずに、スキルを磨いたら⼀般企業への就職や、独⽴を⽬指せる、そんな環境が整っています。

ーなぜこういった事業を⽴ち上げようと思ったのでしょうか。何かきっかけがあったのですか?

一番のベースにあるのは、息子ですね。癲癇持ちなんですよ。この子の将来を考えた時に、どうしたらいいのか、自分には何ができるのか。それを考え続けた結果、今から働ける場所を準備しておけばいいじゃないかと思うようになって、動き始めたのが始まりです。最初は自分が院長を務める歯科医院でやろうとしたのですが、うまくいきませんでした。

ーというと?

たとえば、性同⼀障害の⼦が⾯接に来たので雇おうとしたときに「トイレどうするんですか? ロッカールームは?」とスタッフから声があがりました。そんなの簡単ですよね。
でも、案外みんな簡単に思えない。それは本⼈たちのせいではなく、社会全体がまだそんなに成熟していないのだなと。
その現状がはっきりと⾒えました。

苦労の連続。モチベーションにもなっている「伝えたいこと」

ー福祉活動をされている⽅は、そういった「⾃⾝と社会の間の意識格差」という壁にぶつかることが多いと聞いたことがあります。

これがやりたいんだ!と決めて行動に移して頑張れば、すぐに実現できると思っていましたが……甘かったですね。
もっともっと努力しないといけない。困難な道だからというのを理由に諦めたくもなかった。だからいろんな人に連絡を取って、相談にも乗ってもらって、1年くらいかけて事業内容を練りこんでいきました。

ー直接雇用の難しさを知ったからこそ、A型にたどり着いたんですね。

A型事業所は、障害者就労”継続”支援施設。本人が何かを習得して一歩踏み出したあと、継続的に社会参加できるよう応援する場所です。そのためには、第一に専門的な技術の習得。そして同じくらい大事なのが、何かに一生懸命取り組んで「自分はやったぞ!」と思う経験です。

ー成功体験を積むということですね。たしかに、そういったものが得づらい環境下で育ってきた人は多そうです。

であればなおさら、FDLで挑戦して欲しいと思います。もちろん上手くかどうかなんてわかりませんよ。でも、右から左に流すような仕事ではなく、何事かを一生懸命頑張り抜いたーそんな経験があれば、見える世界が変わってくる。ここに関しては本当に、声を大にして、何度だって伝え続けたい部分です。

ー少し話は逸れますが、A型事業所で障害者を雇用すると各種助成金が支給されるため、それ目当ての事業者もいるそうですね。

そのような話を聞いたことはあります。通所している本人たちも助成金の事を知っているので、「出勤さえすればいい」という無気力な職員を生んでしまう背景にもなっているようです。A型事業所を運営する知り合いの方は、「どうせ金儲けでやっているんだろう」「自分たちがここにいるだけで潤うんだから」とスタッフが陰で話しているのを聞いたこともあるのだそうです。

ーその方は、きっと落ち込んだでしょうね。

辛い気持ちはよく理解できます。実際のところ、真っ当に運営したら、助成金だけで潤うことなんてことは有り得ません。運営の大変さや収支を考えたら、とても割に合わないですよ。それでも何故やるのかといったら、さっきお話しした通り、いきいきと生きられる未来を自分で掴めるようになってほしい、そのための場所を提供したいからです。

それができれば、本当の意味でのA型事業所になれる。そうすれば、世間からのA型事業所へのイメージも変わってくるし、あり方自体も間違いなく変わってくる。その一端を担いたいですね。

今後力を入れていきたいのは「エピテーゼ」

ー本当の意味でのA型事業所が増えることで、一番恩恵を受けるのは利用者の方々本人ですからね。
では、今後力を入れていきたいことはなんでしょうか。

インプラントの技術を応用した「エピテーゼ」という分野です。これは、事故や病気などで欠損した身体の部位に装着する補綴物のことですが、日本ではまだ製作の担い手が少ないんです。でも人体の反対側を模写して緻密に作っていく作業なんて、まさに日本人が得意とするものじゃないですか。将来的には世界トップクラスになるに違いないですし、今FDLが取り組む意味が大いにあると思っています。

ーそれはなぜですか。

ものづくりって気持ちがそのまま完成品に現れますよね。心を込めて一生懸命つくったものと、流れ作業で作ったものは明らかに違う。心身に不自由さを抱えた人が、事故や病気で身体を失った人のために一生懸命つくるなら、細部に命が宿ると思うんですよね。

また歯科技工士などとちがい、現状日本ではライセンス制度がないので、トレーニングさえ積めば、製作者になれるんです。そうしたら、いろんな人の可能性が広がるじゃないですか。

その技術を身につけて、一般企業に就職するようになったら万々歳。独立開業でもいいですし、FDLに直接雇用されて技術を教える側に回るのもいい。FDLを通過点として「今度は自分がやる番だ」と、次は自分が誰かの力になる側にまわっていってほしいんです。

世界を相手に、社会を変えていきたい

ー「今度は自分がやる番」という言葉は、A型事業所のあり方をまさに言い表していますね。先ほどお話しいただいた、成功体験を積むという話にもつながる気がします。では、将来的にはどんなことを考えていますか。

エピテーゼを海外へ向けて技術継承をしていきたいですね。FDLにはホウさんというベトナムから来たとても優秀な歯科医師の方がいるのですが、彼が今一番やりたいのもエピテーゼなんです。彼から学びを得たいベトナムの方を呼び、FDLで修行してもらい、国に持ち帰ってもらう。そんな国と国との橋渡し役にもなっていきたいです。

ー最後に、メッセージをお願いします。

FDLは、その名の通り未来をつくる場所です。社会を変えていく、その一端を担うような仕事に関わりながら、社会に一歩踏み出すためのスキルや経験、勇気や自信を少しずつ身につけられる環境が整っています。夢や可能性に満ちたさまざまな未来を、お互いに協力しながら、一緒に作っていけたら嬉しいですね。

FDL OMOTESANDOは、港区で障害福祉サービスを提供している
⼀般社団法⼈アンフィニテが運営しています。

法⼈名 ⼀般社団法⼈アンフィニテ
設⽴年⽉⽇ H.28.11.22
所在地 〒107-0062
東京都港区南⻘⼭3-8-27 芝崎410ビル3F
代表理事 光枝 茉莉⼦
主な事業内容 障害者総合⽀援法に基づく障害福祉サービス事業
その他当法⼈の⽬的を達成するために必要な事業
資本⾦(基⾦) 500万
協⼒医療機関 アマラクリニック表参道
(http://www.amaraclinic.com/)
院⻑:松薗理英⼦医師
診療科⽬:精神科・⼼療内科など

電⾞でお越しの場合:表参道駅A4出⼝から徒歩7分
⻘⼭通りをポルシェ⻘⼭⽅向に向かい東京都⺠銀⾏本店を過ぎて直ぐのコインパーキングとの間の路地を進んで頂き、1個⽬の⼗字路左に⼊り、たまな⾷堂のビルの3Fです。
バスでお越しの場合:⻘⼭6丁⽬バス停徒歩10分